― 2023年 開催概要 ―
募集テーマ
HOME
審査員
さとみ(Japan Meeting of Furries 実行委員会 代表) https://jmof.jp/
埴野真司(IMAGESTUDIO Noise 代表・フォトグラファー) https://studio-noise.com/
Japan Furries Photo Competition実行委員会
エントリー数
141作品(重複を除く)
― グランプリ作品 ―
Artelier of Wolf
Photography by Pixer
(大韓民国)
受賞者コメント(日本語訳):
大賞を受賞したと聞いたときは本当に驚きました。
今回が初めての応募だったので、予想していませんでした。
たくさんの人に大きな感謝の気持ちがあります。
まず、モデルのHangaebi、サポーターのAoi、そしてケモノ着ぐるみをつくってくれたMaria、ありがとう。
また、この素晴らしいコンテストを長年開催してくださっているJFPCの実行委員会の皆さんにも感謝いたします。
今回の「HOME」というテーマは、様々に解釈することができます。
居心地のいい場所と解釈する人もいるでしょうし、家族を連想する人もいるでしょう。
重要なのは、誰であろうとHOMEは必ず帰る場所であり、いつでも迎え入れてくれる場所だということです。
すべての国のファーリーファンダムがお互いをHOMEのように感じられること願っています。
外の世界で消耗したとき、HOMEが迎え入れ、気にかけてくれるでしょう。
韓国には、私の写真よりも素晴らしい作品がたくさんあります。
すべてのファーリーファンダムが韓国を訪れて、素敵な思い出をつくってほしいと思います。
今年は韓国で2回目となるFurryJOAが開催されます。
2023年に皆さんが出会い、ファーリーズを楽しめますように。
すべてのファーリーズの皆さん、あらためましてありがとう!
そして、素晴らしい賞をいただきありがとうございました!
審査員コメント(IMAGESTUDIO Noise / フォトグラファー / 埴野真司):
「写真は引き算」とも言われますが、この作品は情報量の多さを逆手にとり、あえて「ごちゃごちゃ」した感じを出している点がポイントです。
自分の部屋で、自分の好きなものに囲まれて過ごす楽しさがひしひしと伝わってきます。
そのエネルギーは今回応募された作品の中で最も強いものでした。
― グランプリ ノミネート作品(順不同) ―
音楽こそ我が住処
Photography by マキナ
(日本)
凱旋
Photography by アイラト
(日本)
On the way home
Photography by EilianParker
(台湾)
Leave one's native place
Photography by EilianParker
(台湾)
― ベストファッションアワード作品 ―
夏音
Photography by Elleth
(日本)
受賞者コメント:
この度は栄えある賞にお選びいただきありがとう御座います。
今回のテーマもとても難しく大いに悩みましたが、原点に立ち返る良いきっかけをいただけたように思います。
私たちの『HOME』はここであり、これが全てのスタートです。テーマに後押ししていただき、日本の良き文化を沢山詰め込んだ一枚へと昇華することが出来ました。
また、ファッションを楽しむケモノとして、本アワードに選ばれたことはこの上のない幸せです。
モデルと撮影者、常にお互いのインスピレーションを大切にしてきた結果が、今回の受賞へと繋がっているのだと感じています。
この気持ちを胸に、これからも二人三脚で作品作りに挑戦していきます。本当にありがとう御座いました。
審査員コメント(IMAGESTUDIO Noise / フォトグラファー / 埴野真司):
日本の伝統的な浴衣姿からは、まさに日本の夏の家庭を感じられます。
これから花火にでもお出かけするのでしょうか。
何だかワクワクする楽しいことが待っている、そんな印象を受けました。
ファッションと一言でいえど種類は様々ですが、この作品のように軽く着こなす姿も良いのではないでしょうか。
― ベストファッションアワード ノミネート作品(順不同) ―
Pazzle House
Photography by Laco
(日本)
My beloved home.
Photography by 山田るちこ
(日本)
煤払い
Photography by Maro - 麿
(日本)
Temporary home
Photography by Gale
(香港)
― ベストメッセージアワード作品 ―
On the way home
Photography by EilianParker
(台湾)
受賞者コメント(日本語訳):
台北では101はとても目立つ建物ですが、街中はちょっと寂れています。
屋台は台湾人がよく食事に行く場所でした。
でも最近は、テイクアウトに徐々に取って代わられています。
写真は時間の流れを表現できるので大好きです。
静的でありながら、一貫した流れを予見させ、被写体を生き生きとさせます。
よく「写真は引き算だ」と言われますが、私は場面の深さを追求する代わりに、さらなる情景を加えて台湾の夜の日常を表現しました。
その結果にはとても満足しています。
受賞できてとても嬉しいです。
審査員コメント(IMAGESTUDIO Noise / フォトグラファー / 埴野真司):
いよいよ自分が住む町に帰ってきた、という印象を受けました。
この作品からは都会とはまた違った、聞き馴染みある喧騒が写真から伝わってくるようです。
自分の街に着いて、きっと気持ちも安堵したのではないでしょうか。
そんな想像をかきたてる作品です。
― ベストメッセージアワード ノミネート作品(順不同) ―
I'm reading now
Photography by Pixer
(大韓民国)
Daytime of Wolf
Photography by Pixer
(大韓民国)
調和のとれた生活
Photography by Kiba Wolf
(アメリカ合衆国)
Leave one's native place
Photography by EilianParker
(台湾)
― ベストライティングアワード作品 ―
Morning
Photography by EilianParker
(台湾)
受賞者コメント(日本語訳):
快晴の朝、柔らかい陽の光が家に入り込み、私は猫と過ごすこの時間を楽しみます。
窓には透明なガラスと磨りガラスが使われているので、ソフトながらもしっかりとした太陽の光が差し込みます。
ライティング面に創意が込められた古い家の構造に関心しました。
磨りガラスはプライバシーを守ってくれますし、立ち上がれば窓から外を見ることもできます。
最近では暗めのガラスが同じ機能を果たしていますが、私は昔ながらの光が好きです。
写真では、微妙な表現を味わうことができます。
あらためまして、賞をいただきありがとうございました。
審査員コメント(IMAGESTUDIO Noise / フォトグラファー / 埴野真司):
柔らかな自然光を部屋全体に回し、さわやかな朝の様子を感じられる作品です。
窓の外からは小鳥のさえずりが聞こえてきそうです。
照明機材を使う場合と比べて自然光を使うのは高度なテクニックが必要ですが、この作品はうまく使えている良い例となるでしょう。
― ベストライティングアワード ノミネート作品(順不同) ―
Moment
Photography by RuGin
(中華人民共和国)
隠れ家
Photography by くまおおかみ
(日本)
宝箱
Photography by パリジャン
(日本)
A spoiled dog lives here
Photography by Gao
(タイ王国)
― ベストコンポジションアワード作品 ―
Leave one's native place
Photography by EilianParker
(台湾)
受賞者コメント(日本語訳):
集中した線で光景の輪郭を導き、写真の中心にある建物に焦点を当てています。
鋭い歯を持った温かい虎が冷たい夜の中でより際立ち、居酒屋は日常生活のイメージを喚起させます。
この写真はマニュアルフォーカスのレンズで撮影しました。
この街路灯もそうですが、このレンズでは太陽のような輝きが表現できるので魅力的です。
オートフォーカスのレンズよりも手間がかかり、撮影のペースも遅くなりますが、ゆっくり撮るのも悪くはないでしょう。
あらためまして、賞をいただきありがとうございました。
審査員コメント(IMAGESTUDIO Noise / フォトグラファー / 埴野真司):
タワーを中心に置いた安定した構図に加え、タワーへと続く一本道がこの作品の完成度を高めています。
キャラクターの背中からは我が町を離れる寂しさ、哀愁のようなものが感じられます。
デジタルカメラを使い慣れると一部分のみにピントが当たった作品を撮りがちですが、この作品は構図全体にピントが当たっている良い例となるでしょう。
― ベストコンポジションアワード ノミネート作品(順不同) ―
本来の姿に成れる場所
Photography by 深~Shin
(日本)
音楽こそ我が住処
Photography by マキナ
(日本)
昭和団地
Photography by みそしる!
(日本)
Which flat do i live?
Photography by Gale
(香港)
― ベストオーディエンスアワード作品 ―
On the way home
Photography by EilianParker
(台湾)
受賞者コメント(日本語訳):
私の写真を気に入っていただけようで、嬉しく思っています。
これからも創造的な活動を続け、写真を楽しもうという気になります。
実を言うと、昨年は怪我をしてしまい、しばらく写真を撮っていませんでした。
健康の大事さを痛感しました。
重い機材を運べるのは強靭な体があってこそ。
新型コロナはまだ終息していませんので、皆さんも健やかに過ごされることを願っています。
このコンテストを続け、ファーリーな写真を芸術の域に高めてくださっているJFPCとJMoFにあらためて感謝申し上げます。
写真のモデルさんに深く感謝いたします。
ファーリーズの皆さんからは温かさをいただき、ふるさとがもう1つできたように感じています。
今回の受賞を非常に光栄に感じています。
― エントリー全作品 ―
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― 授賞式で放映された映像 ―